みなさんこんにちは。
あなたは、発達障害の傾向を感じている(発達障害グレーゾーン)けれど、薬での治療って実際どうなの?と疑問に思ってはいませんか?
そんなあなたに本日は、発達障害の治療薬として広く知られているストラテラとコンサータ、インチュニブというお薬について、その効用や副作用の有無についてご紹介していこうと思います。
それでは、早速見ていきます。
発達障害の治療薬とは?

発達障害のお薬には現在、ストラテラ、コンサータ、インチュニブという3種類のお薬が使用されています。
3つとも、ADHDの障害としてあげられる注意力の散満を防ぎ、落ち着きを取り戻す効果があるとされています。
それぞれ、効果が出るまでにかかる時間などの違いがあるので、一つずつ見ていきましょう。
ストラテラ

ADHDの治療薬として知られているストラテラは、アトモキセチン塩酸塩を主成分としています。
飲み始めてから効果が出るまでに1ヶ月程度かかるお薬です。
注意力を高め、落ち着きを取り戻す効果が期待されます。
後述するコンサータに比べて副作用は軽い傾向にあり、効果が出始めてからは24時間その効果が持続します。
ストラテラの副作用:眠気、気持ち悪さ、食欲低下、頭痛など
コンサータ

コンサータは、ストラテラと比べて比較的短時間で効果を発揮し始めます。
服用後2時間程度でお薬の効き目が出始め、12時間程度持続していきます。
副作用で眠りにくくなるので、朝に一度服用する人が多いようです。
コンサータの副作用:食欲低下、体重減少、寝つきが悪い、チック(自分の意思とは関係なく体の一部を動かす)の増加など
インチュニブ

2017年から投与を開始した新薬です。
1〜2週間で効果が出始め、薬の効果は24時間持続します。
もともと高血圧の人の血圧を下げるのに使用されていたお薬のため、血圧を下げるという副作用があります。
(現在では、血圧を下げる効果が低いとされているため、高血圧の治療薬としてではなく、ADHDの治療薬として再開発され新薬として登場しています。)
血圧を下げるという副作用のため、心疾患の方の服用は難しいお薬です。
インチュニブの副作用:血圧低下、眠気など
服用の際に気をつけること

ADHDに対して薬物治療をしようと考えている方は必ず、まずは専門家の医師と相談しましょう。
医師と相談しながら、自分に合った薬や服用方法を決めていくようにしてください。
減薬(薬の量を減らすこと)や断薬(薬の使用を終えること)などの判断も、専門の医師の方と話しつつ決めていくといいと思います。
また、薬物治療以外の方法なども検討に入れながら、他の治療と併せて行っていくようにしましょう。
終わりに

いかがでしたでしょうか。
本日は、ADHDの薬物療法で現在処方されている、3種類のお薬について見ていきました。
それぞれ効果が出るまでの時間や副作用などに違いがあるので、医師と相談しながら適切にご使用頂ければと思います。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの「生きづらさ」の解消につながるヒントをこれからもお伝えしていければと思います。
では、また次回。
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