みなさん、こんにちは。
「医師から発達障害と診断されたけど、障害があっても自分に合った職場で働きたいと思っている。」
「能力に凸凹がありながらもクローズ就労をしているけれど、もっと自分に合った仕事をしたい。」
そんな悩みを抱えていませんか?
そんなあなたに本日は、発達障害やうつなどの二次障害で悩んでいる人をサポートする就労移行支援事業所についてや、就労移行支援事業所の一つであるLITALICO ワークスのどういったところがすごいのかをご紹介していこうと思います。
これを読んで、あなたも発達障害と仕事についての理解を深めていきましょう。
それでは、早速見ていきます。
目次
就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所は、全国に3300箇所以上、3万人以上の利用者がいます。
障害手帳の有無にかかわらず、障害や難病を持つ18歳以上65歳未満の人が利用することができ、仕事を探すところから長く続けられるための定着支援までを手厚くサポートしてくれる場所です。
障害を持っている人が仕事をスムーズに行うための支援を専門にしている支援員の方がサポートしているので、自分一人でどうしたらいいのかわからなかったり、助言が欲しかったりする場合に利用することができる点がポイントです。
仕事探しのみではなく、働くときに必要な能力を身につけるトレーニングなども受けることができます。
「障害はあるけれど一般企業に就職したい」と思っている人をサポートしてくれる場所と思っていただけたら良いかと思います。
LITA LICOワークスってどんなところ?

LITA LICOワークスは、株式会社LITALICO(りたりこ)が運営している障害者のための就職支援サービスです。
北海道から沖縄まで、全国に80以上の就労移行支援事業所があり、これまでに7000人以上の就職をサポートしてきており、実績も豊富です。
就職支援のカリキュラムの拡充や支援員の育成にも力を入れて取り組んでいるので、安心して利用できると思います。
LITA LICOワークスを利用して就職した企業の例

(LITA LICOワークス公式HPこちらより)
LITA LICOワークスでは、これまでに様々な業界や業種の一般企業への就職を支援した実績があります。
毎年1000人以上の就職をサポートしており、定着率は88%(=およそ9割の人が就職した職場で半年以上働き続けている)というデータが出ております。
就職先も、誰でも知っているような大企業から、専門職、教育や医療、官公庁などで働いている人まで、様々な場所で働いています。
自分に合った場所で働くことを一番に考えてくれるため、就職後の働きやすさを大きく改善させて、より働きやすい職場で働くことができるというメリットがあります。
オープン就労とクローズ就労

就労について考えていく中で、オープン就労にするかクローズ就労で仕事を探すかを聞かれる場面があります。
オープン就労とは、自分の障害のことを話して就職することを指します。
他方でクローズ就労とは、障害のことを話さずに就職することを指します。
オープンで就労するのとクローズで就労するのはそれぞれにメリット・デメリットがあるので、よく話し合った上で決めてみましょう。
オープン・クローズ就労のメリット・デメリットの例:
オープン就労のメリット:企業側の人たちの理解がある。
オープン就労のデメリット:受け入れている企業の枠が少ない。
クローズ就労のメリット:たくさんの選択肢の中から選べる。
クローズ就労のデメリット:就労定着支援が受けにくい。
※この他にもそれぞれのメリット・デメリットがあるので、一度支援員の方と相談してみると良いでしょう。
どんなステップで取り組んでいくの?

就労移行支援事業所を利用できる期間は、一般的に2年間までと定められています。
利用期間は人によって様々で、半年程度の方から2年しっかり利用する方までいます。
これから、その最大2年の期間中にどんなことをやっていくのかを見ていこうと思います。
1. 就職活動の準備(およそ2ヶ月〜6ヶ月間)

この期間では、自分のことを知ったり適性を把握したりします。じっくりと支援を利用していきたい人は、トレーニング等もこの期間に受けていきます。
※やることの例※
・ストレスをコントロールする方法を学ぶ。
・コミュニケーションの能力を高める。
・自分の適性を把握する。
2. 企業インターン(およそ2ヶ月〜6ヶ月間)

この期間では、実際に職場を訪れたりすることによって、仕事をするイメージを高めていきます。
※やることの例※
・職場の訪問・見学する
・仕事を体験する
3. 就職活動(およそ2ヶ月〜6ヶ月間)

この期間では、もっと踏み込んでこれからする仕事に関わっていきます。
※やることの例※
・就職活動(履歴書作成・面談など)
・雇用前の実習
・トライアルなど
4. 就職
就職後も、定期的に支援員の方と困っていることは無いかなどの相談を受けながら定着支援を受けられます。
利用するのにかかる費用は?

就労移行支援事業は、障害者福祉サービスの一つのため、サービス利用料の補助が国や地方自治体から出ます。
世帯所得によって利用料が変わってきますが、利用者の多くは無料で利用しています。
▼サービス利用料の上限は下記の表でご確認いただけます。▼
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム・ケアホーム利用者を除きます(注3)。 |
9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(注1)3人世帯で障害基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
※厚労省のHP(こちら)もご参照ください。
なぜ、就労移行支援事業所の利用した方がいいの?

これまでお読みいただいて、就労移行支援事業所がどんな目的で利用されているのかや、利用の大まかな流れなどはわかっていただけたのではないかと思います。
では、一般企業に就職したい人がなぜ、就労移行支援事業所もしくは就労移行支援事業所の一つであるLITA LICO ワークスを利用するべきなのでしょうか。
3つのメリットをまとめたので、読んでみてください。
1. 専門家によるアドバイスを長期的に受けられる。

一つには、普通とは違う人(=障害を持った人)の仕事への定着をサポートすることを専門にしている専門家によるアドバイスが長期的に受けられることです。
一人でやっているだけではわからなかった自分の長所や、仕事を選ぶにあたり気をつけたほうが良い点を、第三者の視点から話してもらえるので、より自分自身についてや適職について深く考える機会になるでしょう。
2. 一般企業就職までのステップを可視化できる。

就労移行支援事業所の一つであるLITA LICO ワークスでは、支援マニュアルというものがあるので、何から始めたらわからないという人にはその道筋を示してもらえることもメリットでしょう。
マニュアルのステップを踏んでいくうちに、仕事と自分への理解が深まり、それが適職に繋がっていくので、非常にシンプルに進めていけそうです。
3. 長く続けられる。

最後に、就労移行支援事業所のLITA LICO ワークスでは、仕事の定着支援までをサポートの枠組みに入れています。
就職できたら終わりではなく、その後の仕事の状況や無理なく続けられているかなどを定期的に話し合うことができるので、実際に仕事に就いてからその仕事を長期的に続けていくことに利用しない場合に比べてストレスを感じにくい傾向にあります。
せっかく一般職希望で仕事に就けたのであれば、長くそこで役立ちたいですよね。
そんな時、定着支援までサポートに含まれていると、最後まで安心して利用できるのではないかと思います。
終わりに

いかがでしたでしょうか。
本日は、発達障害の人が利用できる福祉サービスの一つである就労移行支援事業所についてご紹介いたしました。
あなたに合った方法で適した場所を探すためのヒントをこの記事を通して与えることができたなら幸いです。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
コメントを残す