皆さんこんにちは。
あなたは、
「職場で残業代を申請したのに、支払われない。」
「未払いとなって放置されている給料・残業代があるけれど、会社に話しても取り合ってもらえない」
といったことで悩んではいませんか?
そんな方へ本日は、会社に話しても支払ってもらえなかった未払いの残業代を支払ってもらったプロセスを、筆者の実体験を元にご紹介していこうと思います。(給料でも同様のプロセスで進めることができます。)
それでは早速、具体的な手順と解決策を見ていきましょう。
どこに相談したらいいの?

未払いの給料や残業代があり、会社に話しても解決してもらえない場合はまず、労働基準監督署(労基)に相談してみましょう。
労働基準監督署は、市区町村ごとに配置されていて、たいていの場合はハローワークなどとセットになっています。
インターネットで「労働基準監督署」+「お住いの地区」もしくは、グーグルマップで「労働基準監督署」と検索するとお近くの労基が出てくると思います。
そこに出向くのがファーストステップです!
※注目!)労基に出向く前に、まずやること

労働基準監督署に出向くとまず、「労働者(ご自身)が会社に対して支払いのお願いをした」という証拠を求められます。
口頭だと証拠が残っていないので、まずは「手紙を送る」という作業をしなくてはなりません。
ですので、なんども労基に出向くのは二度手間、三度手間になるので、労基に行く前にまずこの手紙を送ってしまいましょう!
(なお、手紙の送付後、会社が振り込みにかかる期間として1週間〜10日ほど猶予を与えることになっているので、労基に行って調査のお願いをするのはそれからになります。)
手紙の書き方

※手書きでも、ワードなどを使っても構いませんが、名前は自筆し、押印を必ず押してください。
作成の手順
- ご自身がお勤めの会社の本社の住所、代表取締役を調べ、①に記入します。
- ご自身の住所を②に記入します。
- タイトルに、給料であれば「未払い賃金の請求について」、残業代であれば「未払い割増賃金の請求について」と記入します。
- 支払いの期間を指定して④に記入します。(1週間から10日後を支払い期限にすると良いでしょう。)
- 未払い分の給料または残業代の合計額と月ごとの詳細を、⑤に記入していきます。
- 振込先の口座を⑥に記入します。
- 本日の日付を⑦に記入します。
手紙を送付する際の注意点
- 手紙は必ず、署名・押印後にコピーを取ってください。
- 郵便局で、相手方に郵送したことを証明できる方法(簡易書留など)で出してください。
- 指定した期日以降に銀行で通帳記入し、支払いがあったかどうか確認してください。
→支払いがあればOK
→支払いがなければ、①手紙のコピーと、②最近3~4ヶ月分の給与明細書を持参して、労基へ出向きましょう。
※いつ仕事をしたのかがわかる証拠(タイムカードなど)があれば、その写真などを持って行きましょう。
※その他、給料・残業代の未払いがわかる証拠も、できるだけ集めて労基へ持参しましょう。
筆者の場合

筆者の場合は、手紙を送付した後に通帳記入して支払いが行われていたので、そこで未払い賃金の支払いプロセスは終了しました。
ここでもし、未払いのままだと、労働基準監督署へ出向くという段階に移ります。
依頼を受けた労働基準監督署は、当該企業への調査に入ります。
そこで事実を確認し、未払いだと確認されれば、労基から会社に注意勧告が渡ります。
そして、未払い賃金の支払いへ進んでいきます。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
本日は、残業代・給料が未払いの時にまずやるべきことと、相談する機関についてご紹介していきました。
この記事が、あなたの賃金が適正に支払われるためのお役に立てれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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